若手が求めているのは、「褒めてくれる上司」だけではない?
「いいね」「頑張っているね」。部下の努力を認める、大切な言葉です。
ただ、それだけでは、何がよかったのか、次にどうすればよいのかまで伝わらないことがあります。
日本能率協会の「2024年度 新入社員意識調査」では、上司や人事への期待として「成長や力量に対する定期的なフィードバック」が最多でした。理想の上司・先輩でも、最も多かったのは「仕事について丁寧な指導をする人」。調査に回答した新入社員は、褒め言葉だけでなく、仕事の指導やフィードバックも求めています。
この結果を踏まえ、日々の声掛けで提案したいのが、「できたことを具体的に伝え、次の一歩を添える」ことです。
現場のひとこと処方箋
例えば、部下が作った報告書を見て、「よくできているね」と伝える場面。そこに、こんな言葉を添えてみませんか。
「結論を先に書いていたので、要点が分かりやすかったよ。次は、根拠になる数字も添えてみよう」
本人は「結論を先に書くことは続けよう」「次は根拠も示そう」と、よかった点と改善する点を具体的に確認できます。
さらに、「次回もっと良くするにはどこを変える?」と聞けば、本人が仕事を振り返る機会にもなります。
上司の評価を伝えるだけでなく、本人の考えや、困っていることにも耳を傾けることが大切です。
褒めた後、本人の手元に「次も続けたいこと」「次に取り組むこと」が残っているでしょうか。
日々のひとことを、成長につながる対話に変えるための確認ポイントです。
若手育成・フィードバック研修では、できたことの認め方、改善点の伝え方、本人の考えを引き出す対話を、職場の具体的な場面に沿って練習します。
「褒め方や指導の仕方が分からない」「伝えているつもりでも、部下に伝わっていない」とお感じでしたら、お気軽にご相談ください。
出典: 一般社団法人日本能率協会「2024年度 新入社員意識調査」(2024年12月4日公表)。同協会の新入社員向け公開教育セミナー参加者を対象とした調査です。
調査原典(PDF)



