育成担当者様から
とご相談いただくことがよくあります。いわゆる「使えない部下」は大きく4つに分けられるのではないかと思います。
① 仕事のやる気がない
② 何度失敗をしても学習しない
③ 社会人基礎力が足りない・報連相さえできない
④ 一般常識が無い
の4つです。
①と②に関しては、部下がすぐに生まれ変わることは難しいので、まずは上司や先輩が態度を変えることにより、徐々に部下に変容を促す必要があるでしょう。
そして③と④に関しては、研修でインプット・アウトプットを繰り返すことで、徐々に必要なスキルが身につく効果があります。
研修を行っていて思うのは、「自分の足りないところに気付いていない人がとても多い」ということです。
まず「自分は報告の仕方が良くないからミスにつながるのなのだな。」と自覚をすれば、「先輩の報告の仕方をマネしよう」「チェックリストをつくってみよう」などの対策もできるでしょう。
「自分は一般常識に欠けるところがあるのだな。」と気付けば「迷惑を掛けないように、こまめに先輩に確認する習慣をつけよう。」と防ぐこともできるはずなのです。
必要な知識を一方的に与えるのではなく、適宜、部下にもできる対処法を一緒に考えてあげることで、状況は改善する可能性が高いです。
つまり、部下だけでなく、上司が誘導上手になれたら組織は上手くまわり始めるのです。
できないことを指摘する前に、できているところから褒めて即戦力に育てたいですね。